シュレッダーや剪断機などの重機では、刃の熱処理方法が耐摩耗性と耐用年数を直接左右します。現在、最も一般的な選択肢は**コーティング刃**と**完全焼入れ刃**の2種類で、それぞれに利点があり、異なる作業条件に適しています。
**コーティングブレード**とは、高硬度で耐摩耗性に優れた合金層をブレード基材に溶接または被覆したものです。その特徴は、極めて高い耐摩耗性とコスト管理の容易さであり、軽量金属くず、細断材、都市ごみなど、摩耗は激しいが衝撃は少ない条件下での使用に適しています。ただし、強い衝撃を受けると、コーティングが剥がれる危険性があります。
**完全に焼き入れされた頑丈な刃表面から内部まで焼き入れされているため、均一な硬度分布が得られ、剥離もありません。耐衝撃性もより安定しており、スクラップ切断や重負荷破砕などの高負荷条件下に特に適しています。欠点は、製造コストが高く、加工要件がより厳しくなることです。
**簡単な選択のおすすめ:**
* 耐摩耗性が高い → コーティングインサートを選択
* 高衝撃 → 全面硬化を選択
* 連続重負荷運転 → 全面焼入れを優先
「最高のインサート」というものは存在せず、「最も適したインサート」があるだけです。単に硬度を追求するよりも、適切な構造を選択することの方が重要です。